「天上天下 唯我独尊」とは、
「自分一人が尊い」という意味だと思っていました。
お釈迦様の言葉と聴いていましたが、そんな意味ではないそうです。
では、天上天下唯我独尊の「独尊」とは、どのような意味なのでしょうか。
「独尊」とは、「たった一つの尊い目的」ということだそうです。
ですから、「天上天下唯我独尊」とは、「ただ我々人間にのみなしうる、たった一つの尊い目的(独尊)がある」という意味だそうです。
つまり、我々人間の命に差別はなく、皆、平等に尊いということです。
これは、心理学の交流分析(エリック・バーンが創始)の考え方
「人は、みなOK」
と、同じです。
頭のよしあしも関係ない。 人種も性別も差別ない。 有名かどうかは関係ない。 人気者もかどうかも関係ない。 地位の高さも関係ない。 働けず寝たきりであっても関係ない。 皆、平等に尊い目的を持っているという意味だそうです。
したがって、天上天下唯我独尊とは、 人は皆、誰もが、かけがえのない尊き人生の目的を持っている。 一人一人に独尊(たった一つの尊い目的)がある、 という意味だそうです。
私たち、一人一人がそんな風に思えるようになれば、
平和で、お互いに優しい世の中になりそうです。