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Channel: ひまわり先生のちいさな玉手箱
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不機嫌な息子さんには、「嫌だね」と気持ちを受容する

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Unknownさん、コメント拝読しました。

反抗期に受験のストレスで日々機嫌が違う息子が塞ぎこんでる姿を見たり、学校や塾が嫌だ勉強が嫌いと言ってくる事に気の利いた声かけも出来ない自分が情けなくなります。
お母さんはいつも太陽みたいに明るく笑顔で!
が出来るようになりたいと思っていたらもぉ子供は中学生に成長し大事な時に笑顔ができない私のせいで子供も塞ぎこんでる気がしてどうしたらいいのかわからなくなります

***

【いつも】お母さんは、太陽みたいに明るく笑顔で!

は、無理です。

人間には、悲しみ、怖れ、怒り、嫌悪、喜び、寂しさ…色んな感情があって、それも同時に色とりどりの感情があります。

たとえば、

子どもは可愛い、けど、憎たらしい

夫は好き、だけど、嫌い

したい、けど、したくない

…というように。

お母さんだって、怒っていい、泣いていい、怖がっていい、嫌でいい、楽しんでいい…

子どもも、怒っていい、泣いていい、怖がっていい、嫌でいい、楽しんでいい…

受験で、ストレスで日々機嫌が悪いのも自然なこと。

試験に受からなかったらどうしようという不安。

遊びたいけど、勉強しなきゃいけない悲しみ。

勉強するのが嫌。

ストレートには、弱音が吐きにくい年齢ですから、
色んな気持ちを不機嫌という形で、お母さんに受け止めてもらおうとしてるのかもしれません。

「学校が嫌だね。塾が嫌だね。
勉強、嫌いでいいよ。」

「遊べないの、嫌だね。嫌でいいよ。」

と、声かけてみてください。

そんなこと言ったら、勉強しなくていいことになりませんか?と、よく訊かれます。

「嫌」と「しなくていい」とは、意味が違います。

「嫌だね」と、気持ちを受け止めるだけです。

だから、しなくていいと言っている訳ではありません。

この子は、とんな気持ちなんだろうという視点に立って、
子どもの気持ちを受容してみませんか?





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