
1月26日の一部を抜粋します。
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われわれはいろんなものを不完全なるが故に愛する。
その不完全性は、努力を人生の法則たらしめ、
慈悲を人間の裁きの法則たらしむるために、
神が定めたもうたものである。(ジョン・ラスキン)
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徴兵に拒否した北御門二郎さんのトルストイの翻訳。
北御門二郎さんは、
「翻訳に大切なことは、原著に感動し、読者とその喜びを分かち合いたいと思うこと」
と、語る。
最晩年のトルストイが序文だけでも100回以上の推敲を重ね
6年の歳月を費やし
心血注いで完成させた日々の糧となるような本です。
1日を1章とし一年366日、
古今東西の170名の名言を集めたトルストイは、
「自分の著述は忘れ去られても
この書物だけは、
きっと人々の記憶に残るに違いない」
と、亡くなる直前も娘に読ませて
「みんないい、みんな簡潔でいい…
そうだ、そうだ…」
と、呟いたと言う。
これは、どこを読んでもいいし、
少しずつ、目を通すのが楽しみ(^-^)